火災保険は、どのような保険ですか?

火災保険は、建物や家財に対する損害を補償する保険です。保険金は、建物や家財に生じた直接的な損害だけでなく、損害発生時に追加でかかる費用に対しても支払われます。契約時には、建物と家財に対して別々に保険金額を設定する必要があります。したがって、建物のみを対象とした契約では、家財の損害は補償されません。賃貸住宅にお住まいの場合は、家財のみが契約の対象となります。また、一般的に、特別な契約内容でない限り、次のものも保険の対象となります。
建物を保険の対象(目的)とした場合
畳、建具その他の従物
電気、ガス、冷暖房設備その他の付属設備
門、へい、かき、物置、車庫その他の付属建物
家財を保険の対象(目的)とした場合
被保険者と生計を共にする親族の所有する家財で保険証券記載の建物内収容のもの
支払われる主な損害や費用は、次のとおりです。ただし、保険の種類によって異なります。
・建物や家財に生じた直接的な損害
・火災落雷、破裂・爆発、風災・ひょう災・水災、外部からの飛来物、水濡れ、盗難などの被害
・損害発生時に伴う費用:消火活動費用、災害時の臨時費用、焼け跡の片付け費用、失火による近隣へのお詫び費用など
一方、次のような事由によって生じた損害に対しては、保険金は支払われません。
・契約者や被保険者等による故意、重大な過失、法令違反
・戦争、内乱、暴動などの異常事態
・地震、噴火、それらに伴う津波
・保険料領収前に発生した事故
・自然の消耗、劣化、錆び、カビ等
(出典:日本損害保険協会)
