住宅ローンは「変動金利」と「固定金利」どちらにすべき?

住宅ローン選びで、変動金利と固定金利どちらを選べばよいか迷う方は多いはずです。特に最初の10年で住宅ローンの支払い金利が大きく影響するため、この期間の低金利が家計負担に大きな差を生みます。昨年の物価上昇が金利に反映され、2024年10月には変動金利が0.15%上がりました。これを受けて、現在住宅ローンを抱えている方はどのように対策を講じるべきか、最新情報も含めてお伝えします。
①住宅ローンの返済方法は2種類ある
住宅ローンの返済方法には「元利均等払い」と「元金均等払い」があります。
元利均等払い
支払い額が毎月一定で、シンプルでわかりやすい点が特徴です。最初は金利(利息)の支払いが多めですが、年月を重ねることで元本(借りたお金の元)の返済が増えていく方式です。
元金均等払い
元本の返済額は常に一定で、最初の返済額が多く、徐々に減っていく方法です。計画が少々難しくなるため、ほとんどの人が「元利均等払い」を選びます。
②最初の10年間の金利がとても大切
住宅ローンの返済は長期間にわたりますが、実は最初の10年間で35年間の総金利支払額の約半分を支払うことになります。そのため、住宅ローンの最初の10年でいかに低金利で借りるかが、総返済額を減らすカギとなります!
③金利のタイプを選ぶときのコツ
住宅ローンを借りるときには「固定金利」と「変動金利」があり、それぞれに特徴があります。
固定金利
借りた時の金利がずっと変わらないため、返済額が一定で安心です。
ただし、変動金利に比べると最初の金利が少し高めに設定されています。
変動金利
金利の変動リスクはありますが、現時点では低金利のため、固定金利よりも返済額が少なくなることが多いです。しかし、将来の金利上昇の可能性も考慮しておくことが重要です。
④変動金利の急上昇リスクは限定的
日本は長期間、低金利政策を続けており、急激な金利の上昇は現実的に考えにくいとされています。例えば昨年のように変動金利が0.15%上がることはありますが、日銀は経済の安定や企業活動を重視しているため、一気に金利が急上昇する可能性は低いと見られています。少しの金利上昇であれば、変動金利でもトータルの返済額が固定金利より少なく抑えられるケースが多く、現時点では変動金利が有利な場合が多いでしょう。
⑤返済額を下げる方法は2つ
ここでは、すでに住宅ローンを借りている人が、どうやって毎月の返済額を減らせるかを2つの方法でご紹介します。
方法①:他の銀行に借り換えする
現在の銀行から別の銀行にローンを移す「借り換え」を行うことで、金利が下がり、支払いが減る場合があります。しかし、借り換えには審査や手続きに1〜2ヶ月かかることがあり、手数料が数十万円程度かかることもあるため、その点を考慮する必要があります。
方法②:今の銀行に「金利引き下げ」を交渉する
実は、現在の銀行に「金利を下げてほしい」とお願いすることも可能です。この手続きは数週間で終わることが多く、手間も少ないため、まずは今の銀行に相談してみるのも一つの手です。銀行側も他の銀行に借り換えられるくらいなら、金利を少し下げてでも契約を続けたいと考えることが多いため、交渉に応じてくれることがあります。
⑥具体的な金利引き下げの交渉方法
「金利引き下げを依頼する」際の流れは次の通りです。
ステップ1:返済予定表を準備
まず、現在の住宅ローンの返済予定表を用意して、金利や返済額を確認します。
ステップ2:借り換えシミュレーションをする
インターネットで住宅ローンのシミュレーションを行い、他行での借り換え条件を確認してみましょう。借り換えにメリットがある場合、その情報を銀行との交渉に活用することができます。
ステップ3:交渉する
シミュレーションで得た金利条件を参考に、今の銀行に「他行への借り換えを検討している」と伝え、金利の引き下げを頼みます。この時、シミュレーション結果や返済予定表を手元に準備しておけば、交渉をスムーズに進められます。
⑦まとめ:どちらを選んでも家計にメリットが
金利の引き下げ交渉は思ったよりも簡単に進むことがあります。まずは現在の銀行で金利の引き下げを試し、それが難しい場合は他の銀行への借り換えも検討してみましょう。どちらの方法も最終的には家計の負担を軽減するための有効な手段です。人生で最大の買い物は「住宅」ではなく、「住宅ローン」だと言えます。家計を少しでも楽にするために、ぜひ住宅ローンの見直しを検討してください!


